2013年の年が明けて私に取りましては初めてのコンサートになります。
小山さんは昨日と続き2日目のニューイヤーコンサートになります。
今年のお正月は元日よりとても良いお天気に恵まれて幸先の良い年度明けになりました。
今日は明治神宮での初詣を追えてから徒歩でオーチャードホールへ向かいましたが、天気も良く沢山の方が散策していました。
渋谷の街もいつもの休日よりは若干空いている感じでしたが、それでも沢山の人で賑わっていました。
オーチャードホールもお正月の装いで迎えてくれました。
ホールに入ると着物姿の美しい女性を沢山お見受けしました。これだけでもお正月を十分に味わえますね。
終演後にお年玉抽選会もあると言うことでそれも楽しみの一つです。
ホワイエでは東京フィルハーモニー交響楽団のネームが刻まれた升が発売されていて勿論お酒も飲む事が出来ます。
今日のプログラムは新春を満喫出来るとても楽しみなものなのでチケットも早い段階で完売になりました。
さて開演時間になるとまず J.シュトラウスU:ワルツ「春の声」です。新春の第一発目に相応しい曲です。
新年なのでいつもは黒いドレスに身を包んでいる東京フィルハーモニー交響楽団の女性団員の皆さんは、赤や水色、黄色などとても華やかないでたちです。
そして司会者の朝岡聡さんが登場されて新年の挨拶と楽しいトーク、また2曲目のポルカ・シュネル「観光列車」では東急電鉄の制服を着てなかなか鳴らすことの出来ないラッパを片手に共演されました。
どこかで出会ったあのメロディーと言うことでラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲の第18変奏の紹介をされた後にいよいよ小山さんが登場され、演奏が始まりました。
ラフマニノフでは定評のある尾高忠明さんと小山さん、そして東京フィルの皆さんです。
新春からこの時めきと感動、このラプソディーは何度聴いても良いですね。そして第18変奏、どこかで出会ったあのメロディー。例え様のない美しい旋律。実はこのラプソディーを取り入れた最高の隠れた名作があります。
Somewher in time と言う1980年のアメリカ映画なのですが、この映画でもこのラプソディーがうまく取り入られています。キャストは落馬の後遺症でその後若くして亡くなられた
クリストファー・リーズス(初代のスーパーマン役)です。
この様にこのラプソディーは沢山の感動場面で取り入られています。
第18変奏で最高の感動を味わった後は、リズミカルに24変奏まで突き進んで行きますが、どの変奏も心に染み入る素晴らしいラフマニノフでした。
休憩時間は獅子舞があると言うことでホワイエに行くと笛とタイコの音色で、お正月気分全快です。
そしてしばらくすると2階より獅子舞が降りて来ました。何でもこの獅子に頭を噛まれると良い年になると言う事の様で皆さん、獅子に頭を噛んでもらっていました。
後半は、ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲、そしてワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲、チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より終曲と最後はラベル:ボレロでした。
終演後はお約束のお年玉抽選会があり、小山さん達が再び舞台に登場されてチケットの半券が入った小箱から無作為に抜き取りました。ビューティーセットや電子書籍、韓国へのペア招待券、そして「ラデツキー行進曲」指揮権です。
「ラデツキー行進曲」指揮権を当選された方は若い女性の方でしたが、尾高忠明さんより少し指揮指導を受けただけで堂々とした指揮振りを披露されました。観客席からはラデツキー行進曲に合わせた手拍子もあり皆さんの心が一つになりました。音楽の力は本当に凄いと思いました。
今年の幕開けコンサートも素晴らしい感動の中で幕を閉じました。
来週は大野和士さんとのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番が2夜連続であります。
また皆様とお会い出来ることを楽しみにしています。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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