まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼アプリコ・オーケストラ・シリーズ  小林研一郎&読売日本交響楽団  2013/6/9(日) 
▼小山実稚恵グランド・コンサート・シリーズ(全3回)第1回目    2013/5/18(土) 
▼ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2013    2013/5/4(土) 


 アプリコ・オーケストラ・シリーズ 小林研一郎&読売日本交響楽団

アプリコ・オーケストラ・シリーズ
小林研一郎&読売日本交響楽団with小山実稚恵

2013年6月9日(日) 
15:00 開演

会場:アプリコ 大ホール(東京都大田区)


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
<アンコール>
スクリャービン:スクリャービンの左手のノクターン

〜休憩〜

ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55《英雄》
<アンコール>
ダニーボーイ




昨日のオーチャードホールに続くレポートです。
JR蒲田駅を降りると、蒲田行進曲のメロディーが迎えてくれます。
今日は小山さんの地元にあるアプリコホールで、ここのピアノも小山さんが選定しています。
コバケンさんとの久しぶりのチャイコフスキーは開演前より心弾むコンサートです。
アプリコホールは何度か来ていますが、蒲田駅から徒歩で5分程度の場所にあり交通の便はとても良いです。
またホールは近代的で清潔感のある立派なホールです。
ホールに着くと、まず完売御礼のポスターが目に飛び込んで来ました。
小山さんのチャイコフスキーとコバケンさんのベートーヴェンの英雄はもう聴くしかないと言ったプログラムです。
オーチャードでロマンの旅を終えた所ですが、オーチャードもアプリコホールも小山さんにとってはローカルな場所なので移動が少ない分、良いのかもしれませんね。
ホールに着くと沢山のスタッフの皆さんが出迎えてくれました。どのホールもスタッフの皆さんは本当に一生懸命やっているし、サービスも行き届いていると思います。
まず1曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲です。
小山さんは赤いドレスで登場されましたが、昨日のドレスとはまた違う深い赤の色でチャイコフスキーに丁度合う色だと思います。
コバケンさんが指揮台に立つと場内が静まり、そしてホルンが鳴り響き小山さんの雄大なピアノの響きが場内を包み込みました。
小山さんは日本人として、初めてチャイコフスキーコンクールのピアノ部門での上位入賞者でもあり、小山さんにとってこの曲は思い出深い曲なのではと思います。
チャイコフスキーコンクールのピアノ部門の日本人入賞者はショパンコンクールなどと比べると意外と少なく、1958年 第7位 松浦豊明さん、1982年 第3位 小山実稚恵さん、2002年 第1位 上原彩子さんの3人だけなんですね。
そんな事もありチャイコフスキーも小山さんとはある意味で深い繋がりがあると思います。
小山さんの切れの良い音色の中に重厚な響きを兼ね備えたピアノはチャイコフスキーの音楽を最大限に表現してくれます。コバケンさん、そして読売日本交響楽団さんとの共演はもう数え切れない位だと思うし、恐らく小山さんが一番共演しているピアニストの一人だと思います。勿論、その名演奏は地元の皆さん、そしてファンの皆さんの心にも十分に届きました!いつまでも鳴り響く拍手とブラボーの声援に、アンコールを弾いて下さいました。そうなんです。スクリャービンのスクリャービンの左手のノクターンが・・・・・照明が落とされた中でピアノと小山さんにだけに淡い光が当り包まれ、とても幻想的な中での心洗われる様な音色が場内を包み込みました。
後半は、コバケンさんと読売日本交響楽団の皆さんのベートーヴェンの英雄。重厚で歯切れの良いベートーヴェンはもう例え様の無い素晴らしい名演奏でした。そしてアンコールはダニーボーイ。厳しい中にも心優しきコバケンさんのダニーボーイは心にジ〜ンと来ました。音楽って本当に素晴らしいですね。
今日は沢山の元気、そして音楽の素晴らしさを味わう事の出来た充実した一日となりました。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
小泉和裕ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団との
                           チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番です。 => こちらです

久しぶりのアプリコホール
勤め先にも近く、親近感のあるホールです







早い内からの完売だった様です




2階が大ホールになります




吹き抜けが気持ち良いです!



ここがホール入り口です




ホワイエは落ち着いた雰囲気です





喫茶フロアーです



開演前の様子です

休憩時間の一コマ



CDも発売されています

終演後にサイン会があります



終演となりました





沢山の感動を胸に・・・





サイン会の最後尾、長蛇の列でした!




爽やかな服装の小山さん。素敵です!
<撮影・掲載 了解済み>

まだまだ外は明るいです。
JR鎌田駅



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Date: 2013/6/9(日)

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 小山実稚恵グランド・コンサート・シリーズ(全3回)第1回目

横浜市栄区民文化センターリリス開館15周年記念

リリス開館15周年を記念し、日本を代表するピアニスト小山実稚恵がお贈りする贅沢な全3回シリーズ公演!

第1回 ショパン&リスト

2013年5月18日(土)
開演: 14:00
会場:横浜市栄区民文化センター リリス


リスト:
3つの演奏会用練習曲 より 第3曲 「ため息」
愛の夢 第3番
巡礼の年 第3年 より 第4曲 「エステ荘の噴水」

シューマン:献呈 (リスト編曲)

ワーグナー「イゾルデの愛の死」 (リスト編曲)

リスト:パガニーニによる大練習曲 より 第3曲 「ラ・カンパネラ」
〜 休憩 〜
ショパン:
ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」
ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
ワルツ 第8番 変イ長調 作品64-3
ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 より 第2楽章 ラルゲット(ピアノソロ版)
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」

<アンコール>
ショパン
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
ワルツ 第10番 ロ短調 作品69-2
華麗なる大円舞曲 第1番 変ホ長調 作品18













【第2回 ショパン&シューマン 2013年10月19日(土)】

ショパン
ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 (室内楽版)
◆共演 / クァルテット・エクセルシオ、渡邉玲雄

シューマン
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
◆共演 / クァルテット・エクセルシオ


【第3回 ショパン&ラフマニノフ 2014年1月18日(土)】

ラフマニノフ
13の前奏曲 作品32-12 嬰ト短調 アレグロ
13の前奏曲 作品32-2 変ロ短調 アレグレット
10の前奏曲 作品23-6 変ホ長調 アンダンテ
10の前奏曲 作品23-5 ト短調 アラ マルチャ

ショパン
バラード 第1番 ト短調 作品23
バラード 第4番 ヘ短調 作品52

ラフマニノフ
チェロソナタ ト短調 作品19

◆共演 / 堤剛
やっと5月を感じさせてくれる今日この頃です。
とても素晴らしいお天気の中、いつも向かう都内とは逆方向の湘南方面へと向かいます。
僕の場合は小田急・江ノ島線を利用して藤沢、大船経由で本郷台駅へと向かいました。
久しぶりのリリスですが、いつも好印象が持てる数少ないホールです。
まず区民文化センターとは思えない近未来的な建物が素敵です。そして300人と言う限られた人数のホールもとても魅力的ですね。
リリス開館15周年の記念として小山さんによる3回のシリーズものとなっていて、今回は小山さんのソロリサイタル、第2回目はクアルテット・エクセルシオさん、渡邉玲雄さんとの室内楽、そして最終回は巨匠、堤剛さんとの共演です。
いづれの会もショパンが盛り込まれていてショパンファンには嬉しいシリーズです。
入場時間となりホールに入るとスタッフの方々が暖かく出迎えてくれました。ここリリスホールのスタッフの方達はとても気持ちの良い対応をしてくれて、いつも好印象が持てるホールです。
客席は300席とこじんまりしていますが、座席の幅の余裕や座り心地は良好で、何よりも嬉しいのは最前列から最後尾の列までがスロープとなっているため、どの席も前列が被らないと言う素晴らしい客席です。
コンサートが始まるとリストのため息が会場内を包み込みます。本当にため息が出そうなくらい素晴らしい小山さんのピアノです。そして2曲目の前に小山さんのトークがありました。リリスの15周年のお祝いと、この15周年に当り3回のシリーズが行える喜びを語られました。また今日の曲に関する説明と第2回目、第3回目のご説明をとても丁寧に興味深くお話をして下さいました。
愛の夢は穏やかで優しさに包まれた小山さんのお人柄がそのまま表れた様な素敵なリスト、そして僕のお気に入りの1曲であるエステ荘の噴水は煌びやかで水のシブキを感じさせてくれる小山さんらしい素晴らしいリストでした。
リスト編曲によるショーマンの献呈、ワーグナーのイゾルデの愛の死と続き、前半の最後はラ・カンパネラととても魅力的なプログラムでした。
後半はショパンのワルツが3曲続きそしてラルゲットです。心にグッと迫るラルゲットをしみじみと聴ける幸せを感じ、そして最後は英雄ポロネーズ、小山さんは本当に音楽を楽しまれ、そして弾くことを心より喜ばれていることを大いに感じさせてくれるショパンでした。
勿論、観客の皆さんの感動もひとしおで小山さんは何度もカーテンコールをされ、そしてアンコールは3曲も弾いて下さいました。
素晴らしいホールで大好きな曲を聴く喜び、奏者と観衆が一つとなれる素晴らしいコンサートでした。
残る第2回目、第3回目を楽しみに待ちたいと思います。

このシリーズの詳細はこちらです=>リリスHPへ
是非、皆様もこの感動を味わって下さい。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」が4月17日に発売されました=> こちらです




最寄の駅 JR本郷台駅

徒歩 約5分です



とても印象的な建物です




近未来的な印象がとても良いです



案内もとても見やすいです




早々の完売御礼でした



こちらはホール内です




CD売り場は大賑わいでした




300人のホールです

色々な試みが素晴らしいです



終演となりました




アンコールはオールショパン 3曲でした




サイン会は長蛇の列でした

サイン会はファンの皆さんとの楽しいひと時です



明日は仙台での音の旅です
<撮影・掲載 了解済み>



<クリック>
3回の公演内容が見れます

<クリック>
3回の公演内容が見れます


Date: 2013/5/18(土)

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 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2013

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2013
「パリ、至福の時」


2013年5月3日(土)
開演:19:00

会場:東京国際 ホールA

公演番号:215

指揮者:フェイサル・カルイ
ラムルー管弦楽団


ラヴェル:
亡き大女のためのパヴァーヌ
ピアノ協奏曲 ト長調
ラ・ヴァルス

スペシャルサプライズ
ボレロ(指揮:佐渡 裕)


「熱狂の日」音楽祭 2013
ゴールデンウィークに行われる恒例の音楽の祭典はとても素晴らしいお天気で清清しい一日でした
クラシック音楽の祭典として2005年から続いているこの音楽祭も今年で9回目になります。
小山さんもこれまでに何度も出演されています。

2005年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary7.htm#40
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary8.htm#42

2006年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary13.htm#160

2007年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary22.htm#183

2008年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary28.htm#202
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary28.htm#203

2009年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary35.htm#313
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary35.htm#314

2010年
http://michiekoyama.web.fc2.com/Diary40.htm

2011年
http://michiekoyamafan12.web.fc2.com/Diary44/Diary45.htm#509


今年のテーマは「パリ、至福の時」 と言う事で19世紀後半から現代まで、パリを彩ったフランス、スペインの作曲家たちの色彩あふれ、情熱みなぎる150年間の音楽のパノラマが繰り広げられます。
小山さんはラヴェルのピアノ協奏曲 ト長調を演奏されます。
5000人のホールは恐らくクラシック音楽を行うコンサートしては国内で最大規模かと思います。その大きさゆえ演奏者泣かせのホールだと思いますが、この祭典は音楽を多くの人が楽しむと言うコンセプトなのでこれもまた良しだと思います。
この音楽祭は有料のコンサート以外にアマチュアの音楽家による無料コンサートも広場で行われたり雰囲気を楽しむ事も出来ます。会場内や広場には先ほどまで演奏を行っていた奏者達が楽器を片手に散策していたりする事もあります。
入場時間となりホールAに向かうと既に沢山の方が入場されていました。そして5000人の席は完売となりました。
ラムルー管弦楽団の皆さんが舞台に登場されると一気にフランスの香りが会場内を包み込みました。
そして指揮者のフェイサル・カルイさんが登場され「亡き大女のためのパヴァーヌ」がまず演奏されました。
優雅で繊細な音楽はやはり本場フランスの楽団です。その心地よいラヴェルの次は小山さんのピアノコンチェルトです。
小山さんは赤系のドレスで登場され、ラベルの雰囲気を十分に引き出してくれました。
明るく楽しげに始まった第1楽章よりリズミカルで魅力的なピアノの音色が5000人のホールを駆け巡りました。
そして第2楽章。カデンツァの多い楽章ですが、小山さんが奏でるピアノは美しさと気品に溢れ、心に迫る感動はもう例え様も無く素晴らしかったです。5000人のホールで聴いているとは思えないほど素晴らしかったです。
小山さんの想いが5000人全ての聴衆の皆さんに届いたと思います。第3楽章は活気に溢れ、小山さんもとても楽しく弾かれていました。そしてクライマックスと向かい華やかに幕は閉じました。
ブラボーの響きが5000人のホールに轟き、そして5000人の拍手は凄い迫力で小山さんは何度もカーテンコールで聴衆の皆さんの拍手に答えていました。
最後はラ・ヴァルスですが、フランスの香り一杯の指揮者と楽団が奏でる音楽に、目を閉じるとそこはフランスのパリの様でした。
終演となりましたが、楽団の皆さんはなかなか席を立とうとしませんでした。そうした所へ主催者のマルタンさんが突然舞台に登場され、ラムルー管弦楽団は日本ととても深い結びつきがあるとスピーチされ、その理由を明かしました。
実は佐渡 裕さんが1993年から2010年までラムルー管弦楽団の首席指揮者を務め、この楽団を盛り上げていたのです。
楽団の皆さんも佐渡さんの登場はサプライズだった様でボレロを感慨深く共演され、そして終演後は感極まり涙を溜める団員の方もおられました。
ラ・フォルジュルネは基本的にアンコールは無いので、このスペシャルサプライズに聴衆の皆さんの驚きと喜びは一入でした。終演後はサイン会が予定されていましたが、少し遅れのサイン会には沢山の小山ファンの皆さんも並ばれていて大盛況でした。
音楽で過ごした連休の一日は充実した素晴らしい一日となりました。
今週10日より12年間・24回リサイタルシリーズ 小山実稚恵「音の旅」第15回が、福岡からスタートします!
昨日お誕生日を迎えた小山さんは、益々お元気でありますし、これからも音楽で私たちに感動を届けて下さる事でしょう。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」が4月17日に発売されました=> こちらです




今日は最高に爽やかなお天気でした

有楽町を颯爽と走るタクシー?



今年も大盛況のラ・フォルジュルネ

若い人が沢山訪れてくる音楽祭



国際フォーラムは音楽の祭典一色です



沢山の人が楽しんでいます




屋台も沢山出ています




NHK-FM の生放送もされています

今日は一日“ラ・フォル・ジュルネ”三昧







インフォメーションもあります

大きな垂れ幕が素晴らしいです



インタネット放送 OTTAVA








展示ホールにも沢山の人が楽しんでいます



無料の演奏も楽しめます




ホールA への通路




鉢植えのきれいな花




入場開始されています





CD売り場です。小山さんのCDも・・・



ホールAは5000人集客出来ます

ほぼ、満席でした!



素晴らしいラベルのピアノコンチェルトでした!

終演となりました



サイン会のスケジュールです

小山さんの名前も・・・



サイン会は大盛況でした。




演奏後の小山さん
<撮影・掲載 了解済み>



夜も素敵なラ・フォルジュルネ






<クリック>


Date: 2013/5/4(土)

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