梅雨は明けたのでしょうか?今日はとても良いお天気でした。
文京シビックホールと言えば、2005年9月の題名21の収録を今も鮮明に記憶しています。
この時の司会者は今は無き、ハネケンこと、羽田健太郎さんでブーニンさんとの収録でした。=>
こちら
文京シビックホールは文京区役所が同居した多目的ビルで、もよりの駅からも近いです。
展望台もあり25階から眺める景色は圧巻です。中でもスカイツリーが障害物なしで良く見えます。無料ですのでこのホールを訪れた際は是非立ち寄って見ることをお勧めします。
今日はコバケンさん、NHK交響楽団の皆さんとのツアーの初日で明日(6月30日)はいわき芸術文化交流館アリオス、7月2日は山形市民会館でのコンサートなります。
そしてその足で岩手県内の被災地でのチャリティーコンサートに訪れます。
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被災地でのコンサート活動>
2013年7月3日(水) 滝沢東小学校
2013年7月4日(木) 13:55 陸前高田市立高田小学校
2013年7月5日(金) 13:35 洋野町立宿戸中学校
2013年7月7日(日) 14:00 山田町中央公民館
最終日は7月9日岩手県民会館でのリサイタルの長旅になります。
今でも被災地の事を忘れておらず、忙しいコンサートの中で時間を作り活動をされている小山さんには頭の下がる思いです。
小山さんのベートーヴェン/ピアノ協奏曲はあまり聴けない曲でしかも第4番なので今日は楽しみにしていました。
小山さんがワインレッドのドレスで舞台へ登場されると一気にホール内が明るくなりました。
ピアニストの綺麗な衣装を見ることもピアノ協奏曲の楽しみの一つかもしれませんね。
コバケンさんのタクトが振り下ろされ、N響の皆さんの演奏が小山さんのピアノと共に始まりました。
今日のスタインウェイは最高の音色を奏でていました。ベートーヴェンの爽快で優美な曲にしっかりと調律されており、僕の様な素人でもその調律の素晴らしさが直ぐに解りました。音の安定と響きがベストコンディションで調律されており、専属の調律師さんと共に演奏活動をされている小山さんならではの出来る技だと思います。
真摯に音楽に向き合い聴衆と共に楽しむ音楽作りを行っている小山さんのこだわりとして、ピアノの命である調律も小山さんの中では大きなファクターとなっていると思います。純粋なピアニストとして第一線で活動を行っている小山さんの姿がこんな所からも知ることが出来ます。
コバケンさんとN響の皆さんとの共演は国内では最高の環境だと思いますが、その中で聴く小山さんのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は例え様も無く華麗でありそして優美でありました。ベートーヴェンはやはり偉大です。無駄な音が一つも無く音の一つ一つに魂が宿っている。ベートーヴェンの曲はいつ聴いても本当に新鮮です。
コバケンさんとN響さんとの共演は最後まで爽快で優美でした。心がふわっと軽くなり幸福感が身体全体に満ち溢れる。そんな素晴らしい演奏でした。
アンコールはエリーゼのためにを弾いて下さいましたが、勿論心は一杯になりました!
後半は前半とは対照的なベルリオーズ/幻想交響曲でした。コバケンさんとN響さんとの幻想交響曲と言えば皆さんも想像出来る事と思いますが、そのスケールの大きさと言い、重厚さと言えば恐らく国内では右に出る者はいないと思います。この感動はしっかりと心の中に焼きつきました。本当に素晴らしい一日でした。
アンコールはピエトロ・マスカーニ作曲 歌曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲で美しい旋律で幕が閉じました。
お疲れの中と思いますが、小山さんはファンの皆さんのために今日も終演後にサイン会開いてくれました。
いつもの様にお一人お一人に優しく会話をされていました。
小山さんは、今日はそのままコバケンさん、N響の皆さんといわき芸術文化交流館アリオスへ移動されます。
そして被災地での演奏活動を含め長旅をされて来ます。特に被災地での活動は大変だと思いますが、どうぞお身体にご留意頂きまして、頑張って下さい。
このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください =>
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今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」です=>
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